昨日、米AMDが来月下旬より開催されるISSCC 2015にて、同社最新のAPUとなる「Carrizo」と「Carrizo-L」の詳細を発表する計画であることをお伝えしましたが(過去記事)、早くも今回、あまり喜ばしくない続報がもたらされることとなりました。
WCCF Techが10日(現地時間)に伝えるところによると、AMDはCarrizoシリーズに ”デスクトッププラットフォーム向け” チップの提供をまったく計画していないことが明らかにされたとのことです。
今回の情報を信じるならば、どうやらBulldozerアーキテクチャを採用した ”最後のAPUファミリー” にはデスクトップ向けのチップは用意されず、デスクトップ向けAPUのリフレッシュは、公式に2016年の発表が予告されている高性能な新アーキテクチャ「Zen」や「K12」の登場を待たなくてはならない模様。
さて、既に先日、Zenを採用した新CPUコアの登場までデスクトップ向けの「FXシリーズ」がアップデートされないことが、AMDのCEO直々にやんわりと示唆されてしまっており、AMDユーザーやファンにとってはまだしばらく退屈な辛抱の時が続くことになりそうです。
個人的には、一時期ロードマップ上に存在していた「Excavator」コア採用の16コアFXシリーズの登場に一縷の望みを託しているのですが、やはり期待するだけ無駄なのでしょうか。明るい続報に期待です。
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