韓国LGは26日(現地時間)、スマートウォッチとして ”世界初のLTE通信対応” を果たす「LG Watch Urbane LTE」を、MWC 2015にて発表することを正式に明らかにしました。
この新型スマートウォッチは、既に先日発表された「LG Watch Urbane」のLTE通信対応モデルとなります。
その最大の特徴は、OSに「Android Wear」ではなく、独自の ”ウェアラブルデバイス向けプラットフォーム” を採用している点にあります。詳細こそ開示されていないものの、これまでに伝えられる情報を鑑みるに、おそらくは「WebOS」ベースのOSと推察されます。
また、音声通話の発着信に対応するほか、Push-to-Talk機能を利用してトランシーバーのように通話することも可能に。さらにNFCを搭載したことにより、各種支払いなどを行うことも可能になるとのことです。
なお、端末のデザイン面においても大きな変化が加えられ、LG Watch Urbaneでは1つしか搭載されていなかった物理ボタンの数が「3つ」へと増加。
上のボタンは「クイックセッティング」の呼び出し、真ん中は「WatchFace」とアプリランチャー表示の切り替え、一番下は「戻る」ボタンとして機能します。なお、下ボタンを長押しすることで、特定の人物へ音声通話の発信と「位置座標の送信」を行うことが可能に。
OS | LG Wearable Platform(WebOS?) |
ディスプレイ | 1.3インチ 320×320 P-OLEDディスプレイ(245ppi) |
SoC | Qualcomm 1.2GHz駆動 Snapdragon 400 |
RAM | 1GB LPDDR3メモリ |
内蔵メモリ | 4GB eMMC |
バッテリー | 700mAh |
ネットワーク | 4G LTE通信 対応 |
ワイヤレス | Wi-Fi 802.11 b/g/n Bluetooth 4.0 LE NFC |
センサー | 9軸ジャイロスコープ 気圧センサー 心拍センサー(光電式容積脈波記録センサー) GPSセンサー |
カラーバリエーション | シルバー |
その他 | 防塵防滴機能(IP67相当) スピーカー マイク |
バッテリー容量は410mAhから「700mAh」、RAM容量も512MB(LPDDR2)から「1GB」(LPDDR3)へと増強。プレスリリースによると、スタンバイモード時には、最大で数日間にも及ぶバッテリーライフを実現しているとのことです。
先日公開された「LG Watch Urbane」の公式トレイラー
どうやら、かなり高性能・高機能なデバイスとして登場することになりそうです。スマートウォッチは未だ先行きの不透明な分野の1つですが、それだけに覇権を握ろうとするLGの意気込みが伝わって来るように思えます。
[LG via Android Authority]
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