日本経済新聞は2日(日本時間)、ソニーが保有するスマートフォン向けのイメージセンサーの生産設備に対して、新たに1,050億円の投資を行うことを正式に明らかにしたことを報じています。
今回発表されたところによると、2016年6月までに、半導体子会社が傘下に収める、長崎県諫早市、山形県鶴岡市、熊本県菊陽町に存在するスマートフォン向けのイメージセンサー生産拠点に対して、それぞれ約780億円、約100億円、約170億円の計1,050億円の設備投資を行うとのこと。
これにより、イメージセンサーの月間生産能力は現在比で33%高められ、300mmシリコンウェハ換算で約80,000枚の製造が可能となる見込みです。なお、増産の対象となるのは「積層型CMOSセンサー」(画素部分と回路部分とを ”積層構造” にすることで、小型化や高画質化などを実現する技術)に。
ソニーの積層型CMOSセンサー「Exmor RS」
苦戦続きのスマホ事業とは裏腹に、ここ近年のソニーのイメージセンサー事業からは明るい話題をよく耳にします。最近では、スマートフォン用の ”曲面CMOSセンサー” を開発しているとの噂も囁かれており、ますます今後のソニーからは目が離せなくなりそうです。
[日本経済新聞]
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