Phone Arenaは1日(現地時間)、韓国サムスンより本日正式に発表された最新フラッグシップモデル「Galaxy S6 Edge」の、実機を用いて計測した各種ベンチマーク結果を公開しています。
今回Phone Arenaによって計測されたのは、AnTuTu、AndroBench、GFXBench、GeekBenchの計4つのベンチマークアプリ。まずは、スマートフォンにおけるベンチマークソフトの代名詞的存在とも言えるAnTuTuのスコアから見ていくことにします。
AnTuTuベンチマーク
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スコアは、驚きの「69,019」。6万点をゆうに越え、ほとんど7万点台にも迫る驚異的な記録をマークしました。また画像から読み取れる先代モデルGalaxy S5のスコアが「約45,000」、Galaxy Note 4では「約50,000」であることを見るにつけ、新型Galaxy Sシリーズにおいてもたらされた性能向上が、いかに目覚ましいものであるかが分かります。
AndroBenchベンチマーク
そして、ある意味ではさらに衝撃的なのが、このAndroBenchベンチマークアプリにおいて計測された、内蔵メモリの性能テストの結果です。以下は、その結果を表にまとめたもの。
Galaxy S5 | Galaxy S6 Edge | 性能向上率 | |
シーケンシャル書き込み | 24.2MB/s | 139.08MB/s | 約5.75倍 |
シーケンシャル読み込み | 176.5MB/s | 314.87MB/s | 約1.78倍 |
ランダム読み込み | 13.7MB/s | 77.2MB/s | 約5.64倍 |
新開発のUFS2.0準拠のフラッシュメモリ(過去記事)を採用した恩恵が、如実に現れる結果となりました。この記録は、もはや一昔前のSSDに匹敵せんばかりの勢いです。
GFXBenchベンチマーク
一方で、GFXBenchベンチマークにおいては、比較的穏やかな性能向上が確認されるにとどまることに。
前2つのテストで見せた性能向上幅と比較するとと物足りなさを感じてしまいますが、それでも「WQHD(2560×1440)ディスプレイ」を搭載した端末でありながらもT-Rexセクションで「30fps」を安定して維持できているのは、流石と言っても良さそうです。
GeekBenchベンチマーク
そして最後を飾るのは、GeekBench。シングルコア性能は「1,475」、マルチコア性能が「5,004」と、非常に優秀なスコアを記録。これは以前にリークされた、Exynos 7420のものとされる同テストの記録ともほとんど合致しています(過去記事)。
久々に、お世辞抜きに ”モンスター級” と称するに相応しい端末にお目に掛かれた思いです。 しかしこうなると、日本市場へ提供されるかどうかがますます気になるところ。「Galaxy Note Edge」を日本市場にいち早く投入したサムスンの再びの ”英断” に期待しつつ、続報を待ちたいと思います。
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