Neowinは9日(現地時間)、昨年末に計画の存在が指摘された(過去記事)、米マイクロソフトがクラウドベースのストリーミング配信サービス「Arcadia」の開発を進めていることが、公式サイト上に公開された求人情報から明らかになったと伝えています。
今回マイクロソフトが新たに求めている人材は「上級ソフトウェアエンジニア」。求人情報からは、”(マイクロソフトにおいて)今までになかった製品” を開発するチームにおける活躍が期待されているほか、開発している製品(プラットフォーム)のコードネームが「Arcadia」であることを読み取ることができたとのことです。
Arcadiaと言えば、過去に伝えられた情報によると、「Windows Azure」プラットフォームをベースにしたシステムとなり、”クラウド上で処理したゲームやアプリを各種Windows OS搭載端末にストリーミング配信する” サービスとなる見込みとされていますが、その詳細については判然としていません。また、Arcadiaを利用したAndorid OS向けのゲームやアプリの配信に関する計画は、現在凍結されている模様です。
残念ながら今回の情報からも、そのシステムやサービスの詳細をうかがい知ることはできませんでしたが、”Windowsモバイルプラットフォームを利用するユーザーにとって、喜ばしいものとなる” ことが、求人情報内には明記されています。
なお、Arcadiaの発表時期に関しては、おそらく「Windows 10」の正式リリース以降のことになる見込みですが、今月29日よりマイクロソフトの主催するBUILD 2015カンファレンスにおいて、ある程度の情報が開示される可能性をNeowinは指摘。
実現すればWindows Phoneプラットフォームを中心に、Windows OSのエコシステム全体の魅力を大きく強化することができそうなだけに、Arcadiaの登場は非常に楽しみな限りです。BUILD 2015で何らかの情報がもたらされれば嬉しいのですが、あまり期待はしない方が良いのかもしれません。
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