Neowinは15日(現地時間)、先日発表されたクラウドベースのストリーミングゲーム配信サービス「Kahawai」を利用した、VR映像技術「Irides」のデモ映像が、今月初頭に公開されていたことを伝えています。
Iridesとは、Kahawaiのシステムを利用することにより、煩雑で負荷の高い処理を必要とするVR映像処理の一部をクラウド上にオフロードし、VRヘッドセット側の負担を大幅に軽くすることで全体的なVR体験の品質を高めることを目的として開発された技術。
具体的には、より高クオリティなVR映像やより遅延の少ない映像表示の実現が謳われており、またあらゆるVRヘッドセットへの適用が可能になる見込みとのこと。
こちらのデモ映像の中では、実際にIridesが導入された「Oculus Rift」においては「表示遅延」が顕著に改善され、ヘッドトラッキング性能が大きく向上している様子が確認できます。
既にマイクロソフト製のVRヘッドセット(ARヘッドセット?)としては「Microsoft HoloLens」が知られていますが(過去記事)、おそらくは将来的にIridesが導入されることになるほか、他社製のデバイスに対してもライセンス提供という形で実装されることになるかもしれません。
ここ最近のマイクロソフトは、HoloLensの発表を契機としてVR技術の分野において、”最注目株” へと躍り出たような印象を覚えます。そのHoloLensも早ければ年内にも発売される可能性も指摘されており、非常に続報が楽しみな限りです。
[Microsoft Research via Neowin]
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