米マイクロソフトは10日(現地時間)、エンタープライズ分野向けの「Windows 10」搭載型大画面端末「Surface Hub」の受注を、7月1日より日本を含む世界24ヶ国にて開始すると発表しました。
会議室などの壁に設置し、遠隔地とのスムースなビデオ会議や共同作業のサポートを行うシステムとして今年1月の「CES 2015」で発表されたSurface Hubですが、実際の製品の登場までもう間もなくといったところでしょうか。
ディスプレイサイズの異なる2つのモデルが用意され、どちらも共通してOSにWindows 10を採用しているほか、「100点同時タッチ」と「3本までの同時ペン入力」に対応しています。また、搭載された4基構成のマイクロホンアレイの力によって、会議参加者の音声と環境音とを判別し、よりノイズの少ない高品質な通話を実現するとのこと。
そのほか、フルHD(1920×1080)ビデオ撮影に対応した2基のカメラや、Wi-Fi通信、Bluetooth通信およびNFC通信機能も搭載。Suface Hubに最適化された専用ソフトウェアも用意され、多様なビジネスシーンでの活躍が謳われます。
以下は、主なスペック。
55インチモデル | 84インチモデル | |
OS | Windows 10 | Windows 10 |
パネル解像度 | フルHD(1920×1080) | 4K(3840×2160) |
CPU | 第4世代 Core i5(Broadwell) | 第4世代 Core i7(Broadwell) |
GPU | Intel HD 4600 | NVIDIA Quadro K2200 |
RAM | 8GB | 8GB |
ストレージ | 128GB SSD | 128GB SSD |
カメラ | フルHD(1920×1080)× 2 | フルHD(1920×1080)× 2 |
ワイヤレス | Bluetooth 4.0 LE Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac NFC Miracast 対応 |
Bluetooth 4.0 LE Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac NFC Miracast 対応 |
センサー | 受動型 赤外線式検知センサー 環境光センサー |
受動型 赤外線式検知センサー 環境光センサー |
その他 | 100点マルチタッチ 対応 同時ペン入力 対応(最大3本) 4基構成マイクロホンアレイ |
100点マルチタッチ 対応 同時ペン入力 対応(最大3本) 4基構成マイクロホンアレイ |
なお、米国時間で7月1日より、日本を含む世界24ヶ国において受注が開始され、9月中の出荷開始が予定されていることも明らかにされました。市場想定価格は、それぞれ55インチモデルが「6,999ドル」(約87万円)、84インチモデルは「19,999ドル」(約247万円)になる見通しです。
[Blogging Windows via エルミタージュ秋葉原 / Surface Blog / Surface Hub]
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