Neowinは19日(現地時間)、将来的に「Windows 10 Mobile」端末上でWin32アプリケーションが利用可能になることが、改めて公式に示唆されたことを伝えています。
Neowinによると、現地時間11月18日から19日にかけて米ニューヨークにて開催された開発者向けイベント「Connect 2015」において、マイクロソフト幹部のケヴィン・ガロ氏が、将来的にWindows 10 MobilleがWin32アプリケーションの動作をサポートする可能性をほのめかしたとのことです。
具体的な時期や計画の詳細などについては明らかにされませんでしたが、既に今年4月にはWin32アプリケーションのプラットフォーム移植を補助するツールを提供するプロジェクトとして「Project Centennial」が発表されており、おそらく今回のガロ氏の発言は、その開発がある程度実現に近づきつつあることを示唆するものと思われます。
なお先日には、同じく今年4月にWindows 10 Mobile向け「Androidアプリエミュレーター」として発表された「Project Astoria」の計画が完全に凍結された可能性も指摘されましたが(過去記事)、Project Centennialの開発については順調に進行中とのことです。
いずれWin32アプリケーションがWindows 10 Mobileで利用可能になれば、同OSの目玉機能の1つである「Continuum」の利便性は大きく向上し、より魅力的なプラットフォームとなることが予想されるため、いち早い実現に期待と注目が集まります。
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