米クアルコムは17日(現地時間)、同社製の最新モバイル半導体「Snapdragon 620」および「Snapdrgaon 618」の名称を、それぞれ「Snapdragon 652」と「Snapdragon 650」へと改めることを発表しました。

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プレスリリースによると、今回の改名は同社製のミッドレンジ級SoC「Snapdragon 615」、「Snapdragon 616」および「Snapdragon 617」との明確な差別化を図るためとのことです。

Snapdragon 652およびSnapdragon 650は、ともに英ARM製の次世代高性能CPUコア「Cortex A72」に加え、「LTE Cat.7」対応の通信モデム「X8 LTE」や最新世代のGPUコア「Adreno 510」を搭載するなど、既存のSnapdragon 600シリーズ製品とは一線を画する性能の高さを実現しています。

以下は、両SoCの主なスペック。

Snapdragon 652

  • 最大動作周波数 : 1.8GHz
  • CPUコア数 : 8(Cortex A72 × 4 + Cortex A53 × 4)
  • GPU : Adreno 510
  • メモリ : デュアルチャネル LPDDR3メモリ(933MHz駆動)
  • 通信モデム : X8 LTE(LTE Cat.7対応)
  • 製造プロセス : 28nm HPm

Snapdragon 650

  • 最大動作周波数 : 1.8GHz
  • CPUコア数 : 6(Cortex A72 × 2 + Cortex A53 × 4)
  • GPU : Adreno 510
  • メモリ : デュアルチャネル LPDDR3メモリ(933MHz駆動)
  • 通信モデム : X8 LTE(LTE Cat.7対応)
  • 製造プロセス : 28nm HPm

クアルコムの次世代フラッグシップSoC「Snapdragon 820」は、韓国サムスン最新の半導体プロセス「14nm FinFET」を用いて製造されていますが、Snapdragon 652と650はともに2世代ほど前の製造プロセスとなる「28nm HPm」を採用しており、同じくCortex A72とCortex A53から構成される他企業製のオクタコアSoCよりも、その処理性能はやや劣ることが予想されます。

とはいうものの、Snapdragon 615、616および617と比較して顕著に強力なSoCであることは間違いなく、2016年のミッドレンジスマートフォンの性能は少なからず底上げされることになりそうです。

[Qualcomm via Phone Arena]