米HPは21日(現地時間)、ビジネスユーザー向けの高性能「Windows 10 Mobile」端末「HP Elite x3」を正式に発表しました。
HP Elite x3は、ビジネスユーザー層を主な顧客に想定した端末で、「FIPS 140-2」や「セキュアブート」、「256bit 完全ディスク暗号化」など多彩な暗号化技術を実装しており、優れたセキュリティ性能を実現しています。
発表時点においては世界で最も高性能なWindows 10 Mobile端末となり、「Snapdragon 820」とWQHD(2560×1440)解像度の5.96インチAMOLEDディスプレイに加え、4GBのLPDDR4メモリと64GBのストレージを搭載するなど、2016年のフラッグシップモデルに相応しいスペックも備えている模様です。
以下は、HP Elite x3の主なスペック。
OS | Windows 10 Mobile |
ディスプレイ | 5.96インチ WQHD(2560×1440)AMOLEDディスプレイ |
SoC | Qualcomm 64-bit クアッドコア Snapdragon 820 |
RAM | 4GB LPDDR4メモリ |
ストレージ | 64GB |
メインカメラ | 約1600万画素 |
フロントカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 4150mAh |
その他 | microSDカードスロット 防塵防水機能(IP67相当) 虹彩認証センサー 指紋認証センサー USB Type-Cポート ワイヤレス充電機能 |
上述した各種暗号化機能に加え、より一層セキュリティ性能を高める手段として虹彩認証機能と指紋認証機能の両方を実装。ユーザーは任意の方式を選択することが可能となります。
また端末正面部には、上下べゼル部に分かれる形でデンマークのオーディオメーカーBang & Olfsen認証のステレオスピーカーを搭載し、防塵防水規格IP67および米国軍用規格「MIL-STD-810G」に準拠しています(※現在保留中)。
下部べゼル全体を覆う大型スピーカーグリルには、Bang & Olfsenのロゴが刻印されている
メインおよびフロントカメラにはそれぞれ約1600万画素と約800万画素のイメージセンサーを採用するなど、充実の基本性能も実現。Windows 10 Mobileにおける目玉機能とも言える「Continuum」も実装されており、専用アクセサリの「Desk Dock」を介してPCディスプレイなどと接続することにより、簡易的なデスクトップPCとしても利用可能となります。
さらに今回、ノートPC型の専用アクセサリ「HP Mobile Extender」の存在も明らかにされています。12.5インチディスプレイを搭載したHP Mobile Extenderは、HP Elite x3を有線ないし無線接続することにより、ノートPCのように使用することが可能になるとのことです。
なお、発売日および販売価格については未発表ですが、日本HPは今夏以降の発売を予定していると公式に伝えています。
[Phone Arena[1]、[2] / HP]
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