NTTドコモは7日、同社が統一IDとして使用している「dアカウント」において、iOS 9以上を搭載したTouch ID対応端末(iPhone / iPadシリーズ)を利用したTouch IDでのログインに対応すると発表しました。サービス提供は3月9日(水)。
今回のTouch IDログイン機能には「FIDO UAW 1.0」に準拠した「dアカウント設定アプリ」を利用することで対応。dアカウント設定アプリはApp Store経由でログインし、サービス毎の設定を最初に行うだけで以降はアプリの存在を気にすることなくシームレスな指紋認証を実現します。
発表では、パートナーや利用シーン拡大にも触れており、今後、dアカウントを利用した第三者認証でもTouch IDの利用が加速する可能性が出てきました。
ドコモオンラインでの手続きで必要になる本人確認も同日9日から開始され、「ドコモ ケータイ払い」「dケータイ払いプラス」「spモード コンテンツ決済」は3月下旬の提供開始を目指しているとのことです。
FIDOは文字列パスワードに変わる認証方式の標準化を提唱する国際的な非営利団体。NTTドコモはDIDO lianceのボードメンバーを務めており、dアカウントがTouch IDに対応することで、同社のiPhoneユーザーのみならずdアカウントを作成している他社のiPhoneユーザーもdビデオをはじめとした、NTTドコモのサービスを利用している場合に恩恵を受けることができます。
[NTTドコモ]
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