9to5Macは27日(現地時間)、「iOS 9.3」をインストールした一部のiOSデバイスにおいて、一部アプリの強制終了を引き起こす不具合が発生していることを伝えています。
9to5Macによると、この不具合はiOS 9.3を導入した「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」、およびそれ以外のiPhoneまたはiPadシリーズにおいて発生したとの報告が多数寄せられており、とりわけiPhone 6sシリーズに多く発生しているとのことです。
不具合の内容としては、Safariやメッセージ、メール、メモなどの一部アプリにおいてURLリンクをタップすると、アプリが強制終了またはフリーズ、あるいはハングアップしてしまう現象の発生が報告されています。原因については判明していないものの、JavaScriptを無効化することによりSafariにおいてのみ不具合の発生を回避できる模様です。
実際に不具合が発生する様子を収めた映像
記事執筆時点で米アップルはこの件に関して沈黙を貫いていますが、9to5Macが独自に行った検証によると、特定のサードパーティ製アプリのインストールが不具合を引き起こす引き金となっている可能性があるとのことです。
iOS 9.3をインストールした正常な状態の「iPhone 6」および「iPad Pro」に「Booking.com」アプリをインストールした結果、上述の不具合が発生するようになったとしています。さらには、アプリをアンインストールした後も不具合の発生は解消されず、“後遺症” として残り続けたとのことです。
なお、先日には「iPhone 5s」および「iPad Air」以前の一部iOSデバイスにおいて、初期起動プロセス(アクティベーション)が行えなくなるという不具合が解決されたばかりでしたが(過去記事[1]、[2])、アップルにはいち早い対処が望まれます。
[9to5Mac]
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