TechPowerUpは24日(現地時間)、米Micron Technologyが「GDDR5X」メモリのサンプル品を、同社の顧客に対して出荷し始めたことを伝えています。
TechPowerUpによると、今回出荷が開始されたチップは容量8Gb(1GB)と16Gb(2GB)の2種類となり、それぞれ最大で8GBと16GBを1枚のGPU上に搭載することができるとのことです。
なお、今年1月に公開されたGDDR5Xメモリの仕様書の中では、現在GPUにおいて主流となっている「GDDR5」メモリ比で最大2倍にも達する広いメモリ帯域幅を実現させるほか、1枚のGPU上に搭載可能な最大メモリ容量は64GBとなることが明らかにされました(過去記事)。
次世代グラフィックスメモリの本命とされる「HBM2(High-Bandwidth Memory 2)」の登場までの橋渡し的な存在に終わるのか、はたまたGDDR5直接の後継規格として永らえるのかは定かではありませんが、やはりすべてはHBMの製造コストおよび生産歩留まり次第と言ったところでしょうか。
コメント
※現在は新規コメントを受け付けておりません。