Financial Timesは26日(現地時間)、3人の匿名消息筋を通じて得た情報として、米アップルが、米国の大手メディアコングロマリットとして名高いTime Warnerの買収を計画していることを報じています。
エディ・キュー氏
Financial Timesによると、アップル幹部のエディー・キュー氏が先日Time Warner幹部のオラフ・オラフゾーン氏に対して、買収交渉の提案を行ったとのことです。
しかしながら、別の案件に関する会談の中で行われた提案であるほか、そもそも両社のCEO同士によって話し合いの場が持たれた訳でもなく、現時点ではアップルによる買収計画がどの程度の実現可能性を秘めているかについては、不明となっています。
なお、Time WarnerはCNN、HBOおよびWarner Brosといった強力な子会社を傘下に収めていますが、その企業価値は600億ドル(約6兆6000億円)にも達するとされています。
アップルが独自のテレビ番組配信サービスの提供に向けて水面下で精力的に活動していることは、既に多くのメディアによって報じられていますが(過去記事[1]、[2])、仮にアップルがTime Warnersの買収に成功すれば、同社の “悲願” が成就されるのは時間の問題となりそうです。
アップルはこの件に関して沈黙を貫いていますが、今後の両社の動向には大きな注目が集まります。
[Financial Times via BGR]
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