E Ink Holdingsは24日(現地時間)、世界初の “フルカラー” 電子ペーパー「Advanced Color ePaper(ACeP)」を発表しました。
プレスリリースによると、ACePは、カラーフィルター非搭載型の電気泳動式ディスプレイとして世界で初めてフルカラー(1677万7216色)の表現を可能にしている一方で、従来の電子ペーパーと同様に優れた省電力性能を維持しているとのことです。
既に2013年には同じくカラー表示に対応した電子ペーパー「Triton 2」も発表されていますが、そちらはわずか16階調、計4096色しか表現することができませんでした。
ACePは、20インチのデジタルサイネージへの利用が計画されていますが、解像度および画素密度はそれぞれWQXGA(2560×1600)と150ppiになります。
一般的な液晶ディスプレイなどと比較すると、リフレッシュレートが非常に遅いため映像表示には適しておらず、電子機器への採用には、まだ幾つもの超えるべき技術的課題が存在している模様です。
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