9to5Macは15日(現地時間)、「Touch ID」を利用したATM(現金自動預け払い機)からの現金引き出しサービスが、米国市場において普及に向けて大きく前進したことを伝えています。

90 Touch ID

先日、米国の大手銀行の1つであるBank of Americaによって、一部のiPhoneおよびiOSシリーズに搭載されている指紋認証システムを利用して、同銀行のATMから現金の引き出しが可能となることが発表されました。

そして今回、金融サービスやATM本体の提供業務を行っている米FISおよび米Payment Alliance International(PAI)も、Touch IDによる現金引き出しサービスへの対応を表明。これにより、クレジットカードやキャッシュカードなどを必要としない新たな形の金融サービスが、普及に向けてまた一歩前進することとなりました。

また、FSIによると、同社の提供する新サービス「FIS Cardless Cash」は、専用のiOS向けアプリとTouch IDを利用して現金の引き出しを可能にすることにより、ATMを介したクレジットカードのスキミングや後ろからの覗き見などによる情報流出を未然に防ぐことを可能にするとのことです。

さらに、FIS Caradless Cashは、米国中に7万基以上も存在しているPAI製のATMで利用が可能になることも明らかにされています。

なお、未だに「Apple Pay」すらもたらされていない日本市場において同様のサービスが展開されるのは、まだ遠い将来のこととなりそうですが、昨今の加速しつつあるモバイル決済サービスの普及も含めて、“カードレス” な時代の到来は着実に近付きつつあると言えそうです。

[9to5Mac]