米グーグルは17日(現地時間)、既存のアルゴリズムよりも高い圧縮率を実現する新型JPEGエンコーダ「Guetzli」を発表しました。

左から順に元画像、「libjpeg」経由の画像、「Guetzil」経由の画像

Guetzilは、スイスドイツ語で「クッキー(cookie)」を意味する単語。

同社の発表によると、このGuetzilは、既存の競合製品よりも、最大35%高いデータ圧縮率を実現しつつ、より品質低下の少ないJPEG画像を生成することを可能にするとのことです。

また、同社は今回、その性能を示すサンプル画像も公開。既に広く普及している「libjpeg」ライブラリを利用して生成された画像と比較する限りでは、たしかにGuetzilによって生成された画像の方が、ブロックノイズなどの発生は少ないように見受けられます。

同上

そのほか、現在主流のWebブラウザにデフォルトで対応している点も、大きな強みの1つ。新たなファイルフォーマットなどを追加することなく、より高品質かつデータ容量の小さな画像を表示させることが可能になります。

ただし、その代償として、より高度で複雑な処理を要するアルゴリズムとなっているためか、画像のエンコードには長い時間を要するとのこと。

デコードされた画像を閲覧する側からすれば、まさにメリットしかないように思われます。今回発表されたGuetzilに限らず、次世代のエンコードおよびデコード技術が発達し、広く普及する日は確実に近づきつつある模様です。

[Google Research Blog via The Next Web via Phone Arena]