中国Xiaomiは28日(現地時間)、同社初となる自社開発スマートフォンSoCとして、「Surge S1」を発表しました。

新たに発表されたSurge S1は、8基の「Cortex A53」コアをCPUに、4基のコアから成る「Mali-T860 MP4」をGPUに搭載するミッドレンジSoCであり、多くの競合製品と同様に「big.LITTLE」構造を採用しています。

現在の主流からは完全に周回遅れとなる「28nm HPC」プロセスで製造されてはいるものの、32-bit対応の高性能DSP(デジタルシグナルプロセッサ)や、2基の14-bit対応のISP(イメージシグナルプロセッサ)を統合するなど、画像および映像処理性能にも注力した製品として開発されました。

「AnTuTu」ベンチマークテストにおけるスコア比較

また、Xiaomiによって公開されたデータによると、Surge S1は、AnTuTuベンチマークテストにおいて68,417点を記録したとのこと。画像を見る限りでは、「Snapdragon 625」や「Helio P20」など、現在の市場における有力な競合製品をも凌ぐパフォーマンスを発揮しています。

GeekbenchベンチマークにおけるCPU処理性能の比較

そのほか今回、GeekbenchおよびGFXBenchマークにおけるベンチマーク結果を引用する形で、CPUとGPU処理性能における競合製品に対する優位性が強調されています。

なお、今回の発表においては、「Cortex A73」とCortex A53という2種類のCPUコアから構成されるハイエンドSoCの発表も強く期待されていました(過去記事)。

直近の情報では、Xiaomiは「Pinecone 1」と「Pinecone 2」と呼ばれる2種類のSoCを開発していたとされていましたが、前者については、8基のCortex A53を搭載するオクタコアSoCになると伝えられており、おそらくはSurge S1がこのPinecone 1にあたる製品であると推察されます。

GFXBenchベンチマークにおけるGPU処理性能の比較

残念ながら今回、Pinecone 2に該当する製品は発表されませんでしたが、あるいは近日中の発表が予測されている同社の次世代フラッグシップスマートフォン「Mi6」シリーズに採用される形で、発表されることになるかもしれません。

[MIUI via GSMArena]