米Mozillaの開発者であるディートリヒ・アヤラ氏は21日に(現地時間)、同社の最新Webブラウザ技術「Quantum Flow」がもたらす性能向上について、新たな情報を公開しました。

Mozillaは昨年10月、次世代レンダリングエンジンの開発プロジェクト「Project Quantum」を発表しましたが(過去記事)、今回新たに情報が公開されたQuantum Flowは、その “派生プロジェクト”。

Quantum Flowは、「Firefox 55」において初めて実装された技術であり、その骨子は “休止状態のタブに浪費するリソースの量を限りなくゼロに近づける” というものであり、Firefoxブラウザの弱点を解消するものとなります。

アヤラ氏は今回、「Firefox 20」から「Firefox 56」までのバージョンの異なるFirefox上で、1691個のタブが起動するまでの時間と、すべてのタブを開いた状態でブラウザが占有しているメモリの量を計測。

その結果は驚くべきものであり、最も時間の掛かった「Firefox 51」が7分以上を要したのに対し、Quantum Flowが実装されたFirefox 55では、およそ15秒ですべてのタブを起動させることに成功したとのことです。

また、その状態において、「Firefox 50」以降のバージョンが軒並み2GB前後を使用しているのに対し、Firefox 55は、わずか500MB足らずのメモリしか占有しませんでした。

なお、Project Quantumは、2017年末に正式版がリリースされる予定ですが、アヤラ氏の “中間報告” を見る限りでは、そのパフォーマンスには期待しても良さそうです。

[Metafluff via Neowin]