米グーグルは4日(現地時間)、新型フラッグシップスマートフォン「Pixel 2」および「Pixel 2 XL」を発表しました。
先代「Pixel」および「Pixel XL」は、ディスプレイのサイズおよび解像度にこそ違いはありましたが、端末のデザインや基本的なスペックについては同一仕様となっていました。
一方で、Pixel 2とPixel 2 XLの間には、上述の差異に加えて、ディスプレイのアスペクト比にも明確な違いが見られます。
以下は、両機種の主なスペックと特徴。
Pixel 2 | Pixel 2 XL | ||
OS | Android 8.0.0 Oreo | ||
ディスプレイ | サイズ | 5.0インチ | 6.0インチ |
解像度 | フルHD(1920×1080) | QHD+(2880×1440) | |
アスペクト比 | 16:9 | 18:9(2:1) | |
SoC | Qualcomm 2.35GHz 64-bit オクタコア Snpadragon 835 | ||
RAM | 4GB LPDDR4X | ||
ストレージ | 64 / 128GB | ||
メインカメラ | 約1,220万画素(OIS + EIS) | ||
フロントカメラ | 約800万画素 | ||
ネットワーク | 2G / 3G / 4G LTE | ||
ワイヤレス | Bluetooth 5.0 + LE Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac NFC |
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バッテリー | 2,700mAh | 3,520mAh | |
その他 |
USB Type-C ポート(USB 3.1) nano SIMポート eSIM Active Edge 指紋認証機能 防塵防水機能(IP67相当) |
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外形寸法 |
145.7(W) × 69.7(D) × 7.8 (H) mm |
157.9(W) × 76.7(D) × 7.9(H) mm |
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本体重量 | 143g | 175 g |
Pixel 2が、Pixelと同じアスペクト比16:9の有機ELディスプレイを搭載している一方で、Pixel 2 XLについては、新たにアスペクト比18:9(2:1)の縦長ディスプレイが採用され、それに伴い端末も大幅にベゼルレスデザイン化が図られています。
一方、それ以外の基本的な仕様については共通しており、Pixelシリーズの大きな特徴であったカメラについても、さらに強化が施されました。
先代Pixelシリーズは、DxOMarkテストにおいて「90点」という過去最高得点(※発表時点において)を保持していましたが、Pixel 2シリーズにおいて、その記録を「98点」にまで伸ばしています。
DxOMarkテストで、ほぼ満点に近いスコアを叩き出した「Pixel 2」シリーズ
また、新たな機能「Active Edge」も実装。「HTC U11」に搭載されている「Edge Sense」と同様に、端末の側面部を “握る” ことで「Google Assistant」を起動させることが可能になりました。
そして、新たに3.5mmイヤホンジャックが廃止されましたが、その対価としてか、防塵防水性能はIP53相当からIP67相当へと大幅に向上しています。
さらに、Pixel 2シリーズには、AI(人工知能)によるビジュアル検索機能「Google Lens」(過去記事)も実装(※現時点ではベータ版)。
Google Lensを利用すれば、カメラで撮影した画像や、あるいは単にカメラで捉えた物体は、Google Assistantの力によって認識され、自動的に検索された関連情報が表示されたり、特定の操作が実行されたりするようになります。
そのほか、グーグルによると、背面部の指紋認証センサーは、スマートフォン史上最速の認証速度を実現しているほか、専用ランチャーアプリ「Google Launcher」のデザインも刷新されたとのこと。
なお、Pixel 2およびPixel 2 XLは、ともに米国国内での予約販売が開始されており、価格については前者が649ドル(約7万3000円)から、後者は849ドル(約9万6000円)からとされています。
残念ながら、現時点ではPixelシリーズと同様、Pixel 2シリーズの国内発売は発表されていません。今後の発表に期待したいところです。
[Googleストア via Android Police / Phone Arena]
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