米グーグルは6日(現地時間)、Android OSの最新バージョン「Android 8.1 Oreo」を、正式にリリースしました。

「Neural Networks API」のサポート

Android 8.1 Oreoにおける大きな変更点としては、新たに「Neural Networks API」をサポートした点が挙げられます。

このAPIは、スマートフォン上でハードウェアアクセラレーションを利用したニューラルネットワークの推論演算を可能にし、「TensorFlow Lite」や「Caffe2」のような機械学習向けライブラリの根幹を支えるものとなります。

また、このAPIがサポートされたことで、スマートフォン上における機械学習は様々な面において大きく進化することとなりますが、APIの実行に、AI処理専用チップを必ずしも必要としません。処理の速度や精度は落ちるかもしれませんが、通常のCPUでも利用できるとのこと。

「Pixel Visual Core」をサードパーティに開放

そのほか、Android 8.1 Oreoにおいては、「Pixel 2」シリーズに初めて採用された独自開発の新型コプロセッサ「Pixel Visual Core」が、サードパーティに対しても解放されました。

Pixel Visual Coreは、画像処理や機械学習処理に特化したコプロセッサであり、Android OS純正の「Camera API」を利用するすべてのカメラアプリにおいて、「HDR+」機能が利用可能になります。

「SharedMemory API」のサポート

新たに「SharedMemory API」をサポートしたことにより、アプリに共有メモリを割り当て、利用する頻度の高いデータにより高速にアクセスすることが可能になりました。

「Autofill」機能の改善と指紋認証機能のセキュリティ強化

ログイン情報を自動的に入力してくれる「Autofill(オートフィル)」機能が、「Android 8.0 Oreo」において実装されましたが、今回のアップデートにより、サードパーティ製のパスワード管理アプリなどが、Autofill機能をより利用しやすくなったとのことです。

また、指紋認証時のセキュリティ性も強化。指紋を登録していないユーザーが連続して複数回認証に失敗すると、永久に端末から “締め出される” ようになりました。

 

そのほか、全体的なUIや機能性の改善が図られたほか、大小さまざまな不具合の修正も図られているおり、Pixel 2シリーズにおいて、動画再生時に音が歪む不具合も解消されているとのこと。

    なお、今回Android 8.1 Oreoがリリースされたのは、以下の7機種のみとなります。

    • Pixel
    • Pixel XL
    • Pixel 2
    • Pixel 2 XL
    • Pixel C
    • Nexus 5X
    • Nexus 6P

    また、グーグルは今回、“軽量版Android Oreo” として「Android Oreo(Go edition)」も同時にリリースしており、ローエンド市場における優位性を強める戦略を、また一歩前に進める形となりました。

    [グーグル via The Verge via Phone Arena]